パチスロの基本的な仕組み
パチンコ店にはパチスロと呼ばれるスロットマシンが併設されていることがあります。
これは見掛けは全くパチンコとは違いますが、中身はとても似ていて、両方を遊ぶ人も多く居ます。
パチスロはパチンコのように玉を使わず、代わりにコインを使って遊びます。
このコインにもパチンコの玉のようにレートが設定されており、47~50枚で1000円の場合は”20円スロット”、94~100枚の場合は”10円スロット”、188~200枚の場合を”5円スロット”と呼び、パチンコと同様に大きなレートなほど高額な景品が獲得できます。
パチンコでは図柄を回転させる為にはその始動口まで玉を入れる必要がありますが、スロットはコインを3枚(場合によっては1枚や2枚)入れて、レバーを叩くとそれだけで回ります。ここが最大の違いです。
図柄が回転し始めた後は各リールのストップボタンを押してそれを止めますが、ちょうど狙ったところで止まる訳でもありません。台の内部で役が成立していなければ、ストップボタンが押された後に”スベリ”を発生させて、強引に外れるように制御します。
逆に内部で当りと判断されている場合は、このスベリによって強引に絵柄を揃えて当選にして、揃った役に応じたコインを払い出します。ですが、ストップボタンを押した位置次第ではスベリで対応できないことがあり、これを”取りこぼし”と言います。
この取りこぼしをいかに防ぐかがパチスロを打つ上ではとても大切になります。本来は払い出しがあったものが無くなってしまうからで、これはパチンコでは考える必要がないことです。パチスロはある程度その台の仕組みが分かって、図柄が狙えるようにならないと難しいかも知れません。
台によって遊び方が違う
パチスロはパチンコと比べて、台によってルールが大きく違うことも多いです。ノーマルタイプと呼ばれる台は基本的に各ボーナスと小役、そしてリプレイしか役がなく、確率変動のないパチンコ台のようなものですが、AT機やART機という運次第で大当りが続くシステムを搭載している台は、パチンコしか打ったことがない人にはルールが分からないと思います。
詳しい説明はここでは避けますが、パチスロ台にはパチンコ台以上に色々な種類があるということです。
初心者向けのパチスロとは!?
このような点から、パチスロはパチンコしか打ったことがない人には難しいとも言えますが、そのような人でも簡単に打てる台も存在します。
それは、ノーマルタイプの中でもどのようなタイミングでストップボタンを押しても一切成立した役を取りこぼすことがないリール配列で、ボーナスの成立時にはそれを告知してくれるような台です。このような台であれば、ボーナスの成立時にだけその絵柄を狙えばいいので、それこそパチンコ感覚で遊ぶことができます。
パチスロ台はコインさえ入れれば必ず回すことができます。回らないパチンコ台を打つと、当らない以前にまず回らないことでストレスを感じてしまいますが、パチスロではそれがありません。この点もあって、パチンコから上記のような初心者用のパチスロへ移る人も少なくありません。
パチスロには天井機能も存在
パチスロにはパチンコとは違って、天井機能を搭載した台があります。この天井とは、その回転数まで回すと必ず大当りをするという文字通りのハマリの上限です。
パチンコではこの機能を搭載してはいけないので、これがある台は存在しませんが、パチスロでは1000回転や1500回転などが天井の台が多く存在します。
これがあるので、500回転もハマると、もうそこまで回そうと考えてしまうことも多いですが、これは危険なこともあります。
パチスロ台は50枚分のコインでおおよそ30~40回転させることができます。よって、500回転となると、600枚以上のコインが必要です。そこまでコインを遣ってようやく大当りをしたとしても、100枚程度で終わってしまうことも多く、無理に天井まで狙ったことで、余計に負けを増やしてしまう可能性があるのです。
しかし、台によっては天井で当ると通常の大当り時より出てくるコインの数や継続率が優遇される場合もあるので、難しいところもあります。この天井の存在が、パチンコと比べてやめ時を難しくしていると言えます。
どちらを打つ場合も決して無理はせずに、適度な範囲で遊ぶことを一番に考えてください。