パチンコ店では常にアルバイトを募集していることが多いですが、これには理由があり、長く定着する人が少ないからです。
ここではその主な理由と共に、パチンコ店でのアルバイトの特徴を挙げていきます。
パチンコ店のアルバイト内容とは?
パチンコ店で募集しているアルバイトは、主に3種類に分かれます。
1つはホール係と呼ばれる役目で、お客さんが玉が詰まった時に対応したり、大当りの時にドル箱の上げ下げを行う仕事です。景品カウンターに入ることもあり、これは客の立場でパチンコ店に行くとすぐに分かると思います。
そして、次に掃除係です。これは開店前や閉店後だけの場合と、営業時間中にも行う場合があり、各台の灰皿の掃除から、床の全体的なポップ掛け、ゴミ箱の整理、トイレの清掃などが主な仕事です。仕事内容から、お客さんの対応を行うことはありません。
最後にコーヒーレディと呼ばれる、各台にコーヒーを売りに来る役目があります。これはその名前からも分かるように女性限定の仕事で、お金ではなくパチンコ玉やコインで販売するのが特徴です。
ホール係は重労働です
パーソナルシステムが導入されていないお店では、お客さんが大当りをする度にドル箱の上げ下げがあります。これは実は大変な重労働で、1箱約10キロ程度もあるドル箱を1日に何度も上げ下げしていると、そのうち腰を痛めてしまうのです。
それによって辞めてしまう人が大変多く、パチンコ店のアルバイトが長続きしない一番の原因はここにあります。
ドル箱を使用しないお店ではそのようなことはありませんが、何よりあの大音響の中で毎日仕事をしていると、今度は耳がおかしくなってしまうことがあります。これによって辞めてしまう人もいるので、どうしても長続きするような環境ではありません。
何より原則的に休憩時間以外は常に立って動いていなければいけないので、いずれにしても体力的にとてもきついのは間違いありません。
短期間で稼ぐ仕事がパチンコ店アルバイト
パチンコ店のアルバイトは、その時給が最大の魅力だと言っていいでしょう。時給にして1200円以上も貰えることが多いので、短期間で一気に稼ぐにはうってつけのアルバイトです。
ですが、上記のように過酷とも言える環境で働かなくてはいけない為、長く勤務するような仕事ではありません。掃除係やコーヒーレディの場合はまた別ですが、一番多く募集しているのはやはりホール係です。これをやってみようと思った時には、それなりの覚悟をもって臨んでください。
また、パチンコ店でアルバイトをしていたことがあると、次のパチンコ店にも採用されやすいという特長があります。これは、お店が変わってもやることはほとんど変わらない為です。
アルバイトを辞める時には…
元々挙げてきたような理由から、離職者が大変多い職種なので、他の仕事と比べてすぐに辞めることができるとも言えますが、いざシフトに入ってしまうと、急に辞めてしまっては他の人に迷惑を掛けてしまいます。
いくら辞めやすいと言える職場ではあっても、辞める時にはそのようなことも考えないといけないので、これはパチンコ店のアルバイトだけに限った話ではありませんが、辞めると決めた時にはある程度先にそれを伝えることが大切です。後腐れだけはないように気を付けましょう。